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何度も逆境を乗り越え「心を整える」。

冬季オリンピックが閉会を迎えました。

アスリートのメンタルの強さには感服するものがあります。

 

観戦好きの我が家は、競技に合わせて、家族で順番にお風呂に入るなど、計画的な17日間を過ごしました。日常に戻り、少し寂しさを感じています。

 

日本選手団はトータール18個のメダルを獲得し、過去最大の躍進を遂げました。

メダルの取得も嬉しかったのですが、それ以外にも心に残るシーンがたくさんありましたね。

 

 

混合団体スキージャンプ。1回目に大跳躍をした、高梨沙羅選手がスーツの規定違反で失格となった事は、とても残念でした。

高梨選手の気持ちやスタッフやメンバー、ご家族のことを考えると、その日はなかなか寝つけませんでした。

しかし、決勝に進出できることがきまり、2回目のジャンプを飛んだ時に彼女の本当の強さを見たように思います

失意の中でも立派に仕事を果たしました。

 

25年の人生の中で、何度も似た経験を重ねてきたのでしょうね。

 

「心を整える」は鍛えられた技術です。

身につけた技術だから、窮地に実力が発揮されたのだと思います。

 

世界で戦う高梨選手と比較するにはおこがましいのですが・・・

 

我が家の長女の大学受験での話です。

B判定だった国立の前期試験で、不合格になりました。

「滑り止めで合格をもらっていた自宅から通える私立大学への進学でいいと」私は思っていたのですが、

娘は後期試験にトライしました。

 

なんとか気持ちを切り替えての後期試験。

ほとんどの人が前期よりレベルを下げての出願。そして出願倍率はとても高い。

 

 

3月の暗い雨の日。最寄り駅は新幹線駅。

ホテルを午前中にチェックアウトした私は、駅中に入るショッピングセンターの椅子に座り、数時間待ちました。

待つ時間に観光する気にはとてもなれません。

 

バスから降りてきた娘は「できたよ!」と一言。

合否はともかく、その娘の力強さに、成長を感じました。

そして、そのハードルを乗り越え見事に合格し、発表から1週間後にあっという間に旅立っていきました。

 

娘も「心を整える」技術を鍛えた一人です。

背水の陣で実力を発揮できた事に、娘の逞しさを感じた出来事でした。

 

人生は思い描いたようにはいかないけど、必ず神様が手を広げた方に進める!

 

 

今、娘は想像もしていなかたその新天地で、とても幸せな大学生活を送っています。

 

トライアンドエラーを繰り返し、心を鍛えてほしいと思います。