
さて、人から相談を受けた時に、皆さんはどう答えますか。
相手は間違いなく「あなたの意見」を聴きたがっています。
我が家の子供達は何かと、相談を持ちかけてきます。
「〇〇につてどう思う?」
「どうしたらいいと思う?』と。
そんな時すぐに自分の意見は話さず、反対に「あなたはどう思う?」と聞き返します。

こちらの考えを先に話してしまうと、その考えがあちら側に染まってしまうような気がするので。
”まずは一旦立ち止まって考える”
これは自分への課題でもあります。
もちろん内容にもよりますが。。。
「今日雨降るかなあ?」(これには傘要ると思う?という意味が含まれています) これは情報なので、素直に答えます。
でも、こんな質問でも、本当は自分で新聞やNET検索で確認した上で、傘を持参するか判断してほしいと思っています。
まあ、子供達にしたら、コミュニケーションの一つなのかもしれませんね。
SSKの講座をした際によく質問される内容に
「適正量を教えてください」
といったものがあります。
ご自宅であれば、例えば「衣類は1週間コーディネートできる枚数を持ちましょう。」 といったアドバイスの上で適正量を考えていくときがあります。
でも、もともと大量のものをお持ちの方に対して、生活習慣、ライフスタイルやメンタルも考えずに、ものを究極に減らすことはいかがなものでしょうか。
それに、職業、年齢、住む地域、性別など、みんながみんな一括りにはできませんね。
同じく職種、業種がちがう中で、工具や文具や書類の適正量を一定にすることはできません。
初めは大変でも、従業員の行動パターン、作業人数、作業動線、使用頻度を理解した上で適正量を判断する必要があります。
「どうしようか?」 と考えることが、後々の作業効率やコミュニケーションの円滑化につながるはずです。

娘は中学生の時、ソフトテニス部に入っていました。
夏休み明け、先輩と一緒に娘が試合にで始めると、特定のクラブ仲間から陰口を言われたり、無視をされたりするようになりました。
「辞めたい・・・」 という娘に、親の本音としてはなんとか3年の夏まで続けてほしいと思っていました。
そこは親もぐっと我慢して、自分で判断できるように声かけを続けました。
その後、なんとか乗り切り(その内容は後日投稿します)、中学3年の夏の県大会まで続けることができました。
暑い夏も、寒い冬も朝練に参加し、土日の1日練習も頑張りました。
中学3年になり塾が忙しくなっても、クラブ活動後帰宅して、明日の朝練のための段取りをして塾に行っていました。
その判断力、行動力、先取り力は眼を見張るものがあり、親ばかですが頼もしく感じていました。
そこには自分でクラブを継続すると決めた、娘の誇りを感じました。(本人はそこまで考えてないと言いそうですが。。。)

時に自分で判断することは辛く厳しい時もあります。
次に繋げるため、思考を習慣化するため、 「どうしたらいいと思う?」 と問うことが親や上司の愛情の一つだと思います。
どうしたら上手くできるのだろうか?と自分で考える。
周りの人間も「待つ」。
この姿勢が不可欠ですね。

SSK(整理整頓継続)アドバイザー 阿部智美
整理収納をすることにより、家族が幸せになること、時間を有効に使えること、楽しく子育てができることをもっとわかりやすく人に伝えるため整理収納の勉強を始めました。
自然療法士としての知識と経験をベースに、「3Sからのメンタルヘルス」、「SSK(整理整頓継続)講座」等を開催。
SSKを推奨することにより、「ごきげんの習慣化」を啓蒙しています。